【5分で要約!】オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業 リスキリング

こんにちは!

このブログでは、アラフォーのビジネスパーソンに向けて、本の学びを共有しています。

本日は『オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業 リスキリング』 (杉山 直隆 著)の紹介です。

悩める社員
悩める社員

「リスキリング」が必要と言われるけど、何から始めれば良いか分からない…

座学に時間を使うより仕事に時間を費やした方が効率的だと思う…

あなたのそんなモヤモヤ解決の一助になればと思います。

この記事を読んでわかること
  • オンリーワンのキャリアを手に入れる 地方副業 リスキリング』の要約と所感

著者の斉藤徹さんは起業家、経営者、教育者、研究者という多様な経歴を活かして、大学教授として教鞭を執られている。企業向けの講演実績は数百社に及び、組織論、企業論に関する著書も多いです。

本書では、学び直し(リスキリング)について学べるだけでなく、社会貢献やキャリア形成についても学べるようになっています。

それでは、早速いきましょう!

リスキリング、地方副業とは?

リスキリングは、組織が変化するビジネス環境に対応するため、従業員に新しいスキルや技術を積極的に習得させる戦略的な取り組みです。経済産業省ではリスキリングを以下のとおり定義しています。

新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること

引用:『リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流―』経済産業省 資料

地方副業とは、「都心部で働く人たちが、地方の企業やNPOを、本業のスキルで活性化させていくこと」だとここでは定義されています。

また、プロボノとは「本業の知識やスキルを活かして行う社会貢献活動のこと」で、ヨーロッパを中心に浸透してきた考え方のようです。

私自身、地方副業やプロボノについては全く知識がなく、地方で副業をして稼ぐのかな、地方を盛り上げたりできるのかな、などと勝手に想像を膨らませていました。

ちなみに、地方副業・プロボノにはどんな仕事があるのか。ネットで調べてみると色々出てきます。

岡山の珍しいデニムをクラウドファンディングを使って普及させたい企業や、青森県の陶器を首都圏の百貨店や販売店に販路拡大したい企業等、多岐にわたります。

地方副業のメリットは、自分にとっても貴重な経験になるということです。

大企業では、一つのプロジェクト、ミッションに対して分業協業制によりタスクが細分化され、担当部署、所属するメンバーに割り振られます。

極端な言い方だと、各個人としては受動的な姿勢でも成り立ちます。

一方で、地方の中小企業やNPO法人ではそうもいかずに、自ら仕事を創りだし、部署や会社を横断して全社最適化していく必要があり、必然的に自らアクションを起こして組織を動かしていかないと成り立たなくなります。

そうしていく中でスキルや仕事に対する考え方、取り組み方、他人を巻き込む力について現場で学び得ることができるというのです。

そして、その学び得たことを、本業の会社に還元することができる、という好循環を繰り返すということです。

更には、「副業」や「リスキリング」という自己完結の話だけでなく、地域や社会、自分の会社までに貢献できるようになるという、メリットを享受することができます。

なぜ今、地方副業?

では、なぜ今リスキリングや地方副業が注目されているのか、それは日本の労働環境が大きく変わってきたことに理由があります。

高度経済成長期に形成された終身雇用制は今や崩壊しつつあり、一つの企業で安定的に働けて収入が確保できるような時代ではなくなりました。

大手企業が倒産したり、外資系の企業に突然買収されたりすることもある昨今で、自分の力で稼ぐ力を確保していくことが必要になっています。

その中でリスキリングによる知識習得やスキル向上がフォーカスされるようになりました。本書では単純にリスキリングだけでなく、地方副業・プロボノに焦点を当てています。社会的な背景から人材不足が地方では特に進んでいます。若年層の労働力も慢性的に足りていません。

ただリモートワークの浸透により地方で働く柔軟性が認められてきたり、副業やリスキリングの考え方が叫ばれ始めている中で、「他で働いてみたい」という意欲のある人材が確保できるようになってきたという背景があります。

地方の産業を盛り上げていくことは、日本を盛り上げていくことに繋がるし、喫緊の課題と言えます。


今後はどうなる?

今後は地方副業の需要も高まるだろうと考えています。

相変わらず都心部への人口流入は続くと思われますが、地方産業への一定の需要は以前よりは増している気がします。

そして、むしろ一つの企業で同じことをやり続けるという従来の考え方を変え、

全く違う業界で、規模が大きく変わる企業やNPOで、異なる人材と協業していくというメリットを享受していく人材が増えていくと感じています。

所感

著者は地方貢献とはまた違うと述べていたが、私は地方創生に貢献できる要素は大きいと考えています。むしろ今後はこの働き方が理想の働き方になるのでは?とさえ考えています。

人材が一つの企業で受動的にただ給料をもらうためだけに働くスタイルではなく、自ら率先して組織をけん引し、地方や社会に貢献していく。そして新しい産業を興していくのは、地方から日本を元気にしていく理想のカタチなのではと思います。

単純に副業やリスキリングに収まらない。我々ができることは、一人でもまず始めること。行動を続ければ、必ず何かが起こるし、逆に何かが起こらないと、何も変わらないということになる。

さぁ、始めましょう!!

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