こんにちは!
このブログでは、ビジネスパーソンに向けて学びを共有しています!
本日は『営業の魔法』 (中村 信仁さん著)の紹介です。


営業スキルを分かっていても現場で活かせない・・・
つらいし、そろそろ営業をやめようかな・・・
あなたのそんな悩み解決の一助になればと思います。
- 『営業の魔法』の書評と所感
著者の中村 信仁さんは北海道のご出身で、高校卒
業と同時に外資系フルコミッションの営業会社に入社され、初年度から2年連続、世界トップ・テンに名を連ねました。退職後は、英会話学校の立ち上げを任され、関東有数の有名スクールに育て上げられ、その後、22歳で起業。現在、各社の営業戦略顧問や人材教育、人材育成、人材採用プランナーとして活躍中です。著書に『[図解]営業成績が上がる「一冊一顧客」ノート』(PHP研究所)などがあります。
本書では、お客様を幸せにできる営業とは何か、スキルだけでなくマインドの面からもしっかり書かれています。悩める営業マンだけでなく、すでに第一線でご活躍されている営業マンにも気づきの多い一冊だと思います!
それでは、早速いきましょう!
この本で解決できる疑問は何か?
この本で解決できる疑問についてお伝えします。それは、
「売れる営業のテクニックは何か?」という単純なものではなく、
「そもそも、営業とはどんな職業なのか?」ということです。
営業について一言で表現するような機会は通常では無いと思いますが、本書では、それを分かりやすく、熱意を込めて表現してくれています。
よくある営業のノウハウやスキルだけでなく、
営業マンに必要な、本質的な部分が理解できると思います。
『営業の魔法』とは?
では、そもそも「営業の魔法」とはどんな本なのか?
主人公の営業マンは、なかなか成果が上がらない日々を過ごしていて、すでに「諦めモード」になっていました。
そんな時、ある日偶然カフェで目撃した営業マンの商談スタイルに心を奪われることになります。
セールストークだけでなく、所作やその人そのものの雰囲気に魅了されます。
たまらずカフェの外で主人公の営業マンは、気になった営業マンに話をかけます。
そこから、その主人公とカリスマ営業マンとの特訓が始まり、主人公が成長を重ねていく…。
その過程で得られる知識やノウハウ、マインドや在り方については、どの営業マンも必見です。
この本の面白いところは、「営業のテクニック」に終始するだけではない点です。
読んでいただければ分かりますが、「営業という職種の素晴らしさ」、ひいては「誰かを幸せにする」というどの仕事にも共通するであろう大義名分に改めて気づかされる点で、心が洗われる感覚になります。
この本から得られた学びは?
ではこの本から得られる学びは何か?
率直に申し上げますと、
「全部」
です。
本当です。一冊全てで学びがあり、常にカバンに入れておきたい、そんな存在です。
ただ、ここではその中でも私が特に心に響いた部分を厳選してお伝えします。
前提として、まず本書を直接お読みいただくことを強くお勧めします。
それだけ情熱的で学ぶ事、気づかされる事の多い一冊ですから。
瞬間の沈黙
日本人は会話の中で「間」が生じることに違和感を覚え、その違和感を埋めようと何かを話そうとします。
でもそんな時は大抵、他愛もないことか、言わなくても良い内容だったりします。
お客様との商談の中でも、「間」は必ず生じますが、そこで焦って自分本位に会話を進めないように、あくまでお客様主体で、お客様が思考を巡らせ、決断しやすいように「間」を取ってあげるよう、本書でも述べられています。
商談はあくまでお客様の時間であり、自分の思い通りに進めることが目的ではありません。
焦ってお客様に決断をさせ、お客様が自分の決断を後悔しないように、心地の良い空間、時間を演出してあげたいですね。
営業スキルは後から付いてくるもので、まずは人間力を高める事が大切。
スキルに傾倒しすぎない。
最後は人間力。
人間力
営業は素晴らしい職業であり、お客様と一緒になって成長できる職業。
お客様の成長、成功が自分にとっての成長になる。
売らない営業
営業はお客様の幸せの手助けをする職業。
数字を達成することが目的でない。数字はあくまで手段。
我々営業職は黒子で脇役であり、お客様が主役であることを肝に銘じておく。
今日からできるアクション
人間力を磨く
人に会ったり、書籍を読んだりして、自社の業界にとらわれない知見やノウハウを取り入れ、幅広い提案ができるようにする、また色んな状況に柔軟に対応できるようにしておく。
お客様の幸せや成長のお手伝いをすることを意識し、商談や提案を重ねる。
振る舞い、所作を磨く。
今できる最善の行動を書き出し、一つ一つ行動に移す。
具体的には、自己中心的な営業スタイルでなく、お客様が本当に満足できる提案は無いかを考え、複数案生み出す。
所感
この本は私のバイブルとなっています。
営業10年以上経験した後で、出会った本ですが、本当に発見が多く、また自分を振り返るキッカケにもなりました。
さらには、「営業って素晴らしい職業なんだな、やっていて良かったな」と、
改めて気づかされた本となりました。
これからも誰かの幸せのお手伝いができるよう、日々精進していきます。
この書籍は、著者の中村さんの”営業„に対する熱情と、愛情を大きく感じます。
恐らくご本人はこれまでにとてつもないほどの挑戦と失敗を繰り返されたことと推察します。
主人公の小笠原さんは中村さんと重なる部分もあるのでしょう。読んでいてリアリティを感じる部分も多くありました。
それ故に、本書のストーリーにすぐに引き込まれ、感情移入し、メンターである紙谷さんに尊敬の念を抱きました。
本書は営業としての魅力を実感するだけでなく、一書籍としても楽しめる一冊になっています。
営業職の方でも、これから営業職に取り組まれる方や、営業職と全く関わりのない方でも存分に学びがある書籍だと思いますので、ぜひお手に取られてみることをお勧めいたします。
既に読まれた方も、これから読まれる方にも、この記事が誰かの幸せの一助になれば、
大変幸せです。
ありがとうございます。
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