こんにちは!
このブログでは、アラフォーのビジネスパーソンに向けて、本の学びを共有しています。
本日は『だから僕たちは、組織を変えていける やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』 (斉藤 徹 著)の紹介です。
会社の人間関係がしんどい・・・
職場のチームの雰囲気が良くない・・・
あなたたのそんな悩みを解決します。
著者の斉藤徹さんは起業家、経営者、教育者、研究者という多様な経歴を活かして、大学教授として教鞭を執られている。企業向けの講演実績は数百社に及び、組織論、企業論に関する著書も多いです。
本書には、職場や組織でメンバーが生き生きと働くためのチーム作りのためのメソッドやマインドセットが多岐にわたり纏められています。ここでは要点を絞りお伝えいたします。
それでは、早速いきましょう!
「統制」から「自走」へ
それでも高度経済成長期でモノやサービスが売れていた時代は許容されていた側面がありました。
でも今の時代は数字も当時ほどうなぎ上りに伸びるものでもなく、数字達成しなければ職場の雰囲気がピリっとすることもよくあります。
そうなると、余計にコミュニケーションも取りづらくなって、更に数字も落ちてくる、という悪循環に陥ります。
結局今の時代は、「数字」より先に「関係性」を築くことが組織や企業の存続と繁栄に繋がることを示してくれています。
そして、トップダウンで統制・管理されるのではなく、ボトムアップで自らが率先して動いていくスタイルがメンバーの「やりがい」や「生きがい」に繋がると思います。
リーダーが強がりの仮面を外す
この章では気づきが多くて、私自身も肩の荷が下りるような感覚がありました。
リーダーは部下の上に立つものとして「強くあらねばならない」というイメージが先行していて、思考が硬直していく感覚がありました。
そのこと自体が組織やチームの硬直化を産んでいくのは弊害でしかないと思います。
リーダーは偉そうにマウントを取り続けることが仕事ではない。
チームのメンバーが気持ちよく前向きで主体性をもって動き続けられるようにしてあげる。
このことを肝に銘じておくべきだと思います。
たったひとりから影響の輪は広がる
本書でインプットして納得するだけでは、何の意味も持たないと思います。それは本書を読んでいないのと同じだと。
大事なのは「とにかくやってみる」こと。
行動が全てです。それはまず学んだ事を同僚や他の部署の人と立ち話でも共有してみるのも一つです。
最初は「こいつ何言ってるの?」「そんなきれいごと言ってできるわけないやん。」と一蹴されるでしょう。
勝負はそこからです。
他人を変えることは本当に骨の折れる作業で、ましてや会社組織を変えていこうと途方もない時間と労力がかかります。
でもそれだけ”やりがい”があると言ってもいいでしょう。
大事なのは「論破でなく、共感や理解を得ること」です。論破で相手を打ち負かしても、相手は行動してくれません。
仲間を増やすことに重きを置きましょう。
所感
まさに自分の会社や職場が心理的安全性の著しい低下がみられ、若手社員の離職が進んでいる最中でしたので、
全く他人事に思えず、気づきが本当に多く得られた本書となりました。
そして最近よく聞かれる「パーパス」は何のためにあるのかを知る契機にもなりました。
結局は組織が主体的に自走していくためにはどうすれば良いかを考えて実行し続けることが大切で、
正解はないので走りながら最適解を見つけていくしかないと思います。
会社を一人の人間として生き物として考える。
色々と考えされた一冊となりました。
我々ができることは、一人でもまず始めること。
行動を続ければ、必ず何かが起こるし、逆に何かが起こらないと、何も変わらないということになる。
さぁ、始めましょう。
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