【書評】パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ

こんにちは!

このブログでは、ビジネスパーソンに向けて学びを共有しています!

本日は『パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ』 (名和高司さん著)の紹介です。

悩める社員
悩める社員

チームを団結させて前に進みたいけどなかなか纏まらない・・・

パーパス経営って聞いたことあるけど必要性が分からない・・・

あなたたのそんな悩みを解決します。

この記事を読んでわかること
  • パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ』の書評と所感

著者の名和高司さんは、京都先端科学大学の教授をされており、一橋ビジネススクールの客員教授もされてます。東京大学法学部、ハーバード・ビジネス・スクールを卒業され、三菱商事を経て、マッキンゼーで約20年間勤務されました。大手企業の社外取締役や社外監査役を歴任。『パーパス経営』、『稲盛と永守』『経営改革大全』など著書多数です。

本書では、会社の経営層、組織のミドル層が会社を変えていくための実践的なノウハウが満載に詰まっています。

それでは、早速いきましょう!

著者の想い

著者は約100社以上のパーパス作りに貢献されていて、いずれの企業も自社「ならでは」の「ワクワク」するようなパーパスが高く掲げられているようです。でも著者はいかに立派なパーパスを高らかに掲げていても、大事なこと、力を入れるべきことは下記のことだと言います。

パーパスの真価が問われるのは、いかに日々の活動に落とし込めるか

パーパスを作ることが目的になってはいけない。

外見では立派に見えるものを作っても組織や企業のメンバーが自分ゴトとして腹落ちしていないと意味がない。パーパスを浸透させて、社員が生き生きと働ける組織、会社にできるかが重要になります。

著者には、パーパスの必要性がイマイチ理解できていない人や、パーパスを作ったもののどう魂を入れ込んでいいか分からない人に向けて伝えたいという思いがあります。

「パーパス」とはそもそも何か?

では、「パーパス」とはそもそも何を意味するのか?

英語の”purpose”の直訳は「目的、意図、決意、決心」、間接的には「存在価値」という意味がありますが、著者は「志」として定義づけています。

他人から強制されるような「ミッション」と違い、「パーパス」は自発的に定めた、大きな地図の指標であり「北極星」のようなものです。

なぜ今パーパスなのか?

「パーパス」という言葉が「ミッション」「ビジョン」「バリュー」と同様に注目されだしてから久しくなりますが、そもそもなぜパーパスが注目されだしたのでしょうか。

著者は”資本主義の限界”を訴えています。

アダムスミスの「神の見えざる手」により、資本の最適化が自動的に起こるため、資金を稼ぐだけ稼いでいく事が全世界の基準となった。その結果、資本の格差が大きくなりお金を持っている人の所によりお金が流れるようになった。そのことを著者は資本主義の限界だと言われています。

持続可能な経済の発展には、格差が広がるような経済システムではなく、ヒトが大切にされヒトを中心に据えた日本型の経営が今後大切になってくる。その経営のベースになるのが「パーパス」になるということです。

また、パーパスを定める事で、企業のトップダウンで強制されず社員が自発的に進むべき方向が定まりやすくなります。日本では、高度経済成長期のようにモノやサービスが異次元に売れるような時代、トップダウンで降りてくる指示をいかに効率よく正確に実行できるかが至上命題となっていました。

時代は大きく変わり、モノが溢れ、消費者の趣味嗜好は複雑化し、価値を感じられないと購入には至らないのが常識となり、企業に必要なのは新たな価値を創出し続けられる独創性や先進性であり、主体的に考えて自走できる組織が強い組織の代名詞になりました。

パーパスは組織が自走するため、未知の大海原を明るく照らし、組織の進むべき方向性を導き出してくれるものである為、必要になるのです。

パーパスは実現性があるのか?

では、パーパスを組織や企業に浸透させる実現性はどれぐらいなのでしょうか。

見た目だけの「額縁パーパス」で終わらせないためには、トップダウンで呪文のように訴えるのでなく、ミドル層が等身大の言葉でチームのメンバーに伝えて巻き込んでいく事が大切です。

ことあるごとに考え方や言葉を伝えていく姿勢が徐々にメンバーの心を動かしていきます。

パーパス浸透をイベント化させ、成功した実績を社内共有していくのも一つです。パーパスをただの言葉、美辞麗句にして形骸化させないために、愚直に、楽しく浸透させていく手法が必要になります。

それでも数か月では無理で、数年単位で浸透までには時間がかかるでしょう。

志して、実践し、発信する!

志さない事には何も始まらないですし、実践しないことには何も動きません。

そしてその内容を社内外に積極的に発信していく事で、定着を図り、進化させていきます。

いずれにせよ、「行動」が前提にあることは言うまでもありませんね。

所感

私は営業職15年になりますが、プレイヤーとしての立場でも必要な考え方や知識だと思い、この本をしっかり読んでおきたいと思いました。「経営者目線で仕事をせよ」と昔からよく言われますが、いかに経営者の目線で会社員として仕事ができるかは、役職が付く前のプレイヤーにも大事なことだと思います。

特に営業職は数字を扱う職種で、会社の売上や利益に直接関係するし、会社の顔としてお客様と接点を持つ仕事です。会社の今の考え方や今後の方向性について全く無知の状態でいることは危険なことだと思います。

そういう意味でも、「自分の会社はどうあるべきか」「自分が社長であればどのような方針を取るのが最適か」を日常的に思考しておくことは価値があると考えます。

昇進して役職に就くのは勿論ですが、もしかしたら独立起業をして会社を経営する事になるかもしれません。早い段階から会社経営については日常的に考えておきたいものです。

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