「1%読書術」

「1%読書術」(マグさん)を読んだ。

読書本は邪道ではないかと率直に思っていた。しかし、いざ読んでみると、新鮮な考え方で発見が非常に多くて、最初に抱いていた考えは大きく覆された。なぜ早く読書本を読まなかったのか!と。

人はシングルタスクしかできない。マルチタスクは脳を疲れさせてしまうし、生産性が大きく落ちてしまうことは納得。マルチタスクをこなすことは仕事ができることの証明だと思い込んでいたが真逆だったことは衝撃的だった。マルチでタスクをこなしているようで、一つ一つのシングルのタスクを繋げていただけだったとは。。その考えを元に、一つ一つのタスクを区切って全てが中途半端にならないようにしたい。

マインドフルネスとしての読書。この考え方はよくわかっていて、昼間は仕事でパソコンを触り、隙間時間はスマホを見るといった具合にノンストップで画面を見続けると目と脳が疲れてしまう。紙の本で文字を読むことは画面から目と脳を開放し、本の世界に没入することで精神的にも開放することになる。kindle端末でも受け付けない時があるので、私も紙の本はこれからも大切にしたいと思っている。

1%の考え方。一日24時間の1%は15分程度。これを毎日続けると計算上では1年後に37倍成長していることになる。逆に1%サボると0.03倍になるという。大きく衰退することになる。毎日のたった1%が中長期的に見ると大きく変化する点で、継続の大事さを教えてくれている。井上新八さんの「続ける思考」にもあるように、とにかく「毎日やる」ことに意味がある。投資の考え方にも通ずるが毎日続けることで複利効果が働き、加速度的な成長へと繋がる。毎日1%続けることは決して軽視はできないし、淡々と続けていきたいと思う。

速聴の効果。私はオーディブルで毎日本を聴いているが、これまで流す速さは早くても1.5倍速であった。著者は4倍速で聞いているらしいが、私も半年後にはその速さを会得できるように耳を鳴らしていこうと思う。速聴はデメリットもあるがメリットの面が大きく採用する価値はあるという。私も続けて半年程度になるが、大きな効果を感じている。すきま時間に本が聴けたり、普段読まない本が読めるので視野が拡がるというのもあるが、頭の回転が速くなった(気がする)り、目で入る情報と違い口語のような感覚なので話し言葉として吸収しやすくなるという点である。オーディブルは定額制でランニングコストは発生するがそれ以上のリターンを感じているので、まだやられていない方は是非お勧めしたい。

何となく購入した本だったが、情報の質の高さや量の多さが凄くて、買ってよかったと思っているし、何度も読んで読書の良さを享受していきたいと思っている。そしてこれを機に他の著者の読書本にも色々とチャレンジして読書の在り方を試行錯誤し視野を拡げ、前向きな行動に繋げていきたいと思う。

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