今日はタイミングについてお伝えしたい。商売においてタイミングには特に気をつけたい。
まずは電話をかけるタイミングについて。
電話はかける側にとっては気軽にできる反面、相手にとっては時間を取らせるものとなり、印象を悪くしてしまう可能性もあるので注意をしたい。
私も若手営業マンの時にお客様からかなりお叱りを受けた。
相手の都合なんて一切気にせずにかけていた時があり、小さな案件の確認がしたくて日曜日のお昼の時間帯に連絡を入れていた。
後日お客様からすごい剣幕で「お前は本当に空気が読めない、大した事ない案件で日曜日に電話をかけてくるな!こちらがビックリするだろ!!」と怒鳴られ、一方的に電話を切られた。
そこで初めて事の重大さに気付き、上司が直接お客様に謝罪にいく羽目になった。
電話の向こう側にいるお客様の様子をリアルに想像し、受け取る側の気持ちを自分に置き換えながら推察するのが大切だとその時に学んだ。
電話をかける時間帯にも注意をしたい。
メールチェックや会議が立て込む午前中なのか、空腹で少しピリピリしているランチ前の時間帯なのか、お腹が満たされて穏やかになっているお昼過ぎなのか、会議や業務が落ち着いて一服されているであろう夕方の時間帯なのか。
大切なのはお客様がその時にどんな状態でいて、どんな心境でいるのかに思いを巡らす事。それを考えるだけでお客様の手を煩わせる事が減らせるし、信頼関係の構築や維持に繋がっていくと思う。
もし少し話しずらいような内容をするとしても(そんな時は直接顔を合わせるに限るが)、話がしやすくなる確率が変わる。
これはお客様への連絡だけでなく、社内に応用してもそう。
稟議事項や重要な上程事項を上司に打診するとき、相手の状態を考慮し、最適な時間帯を選ぶだけで、話が通る確率が上がるというデータもある。
基本的に上層部の人間は会議や打ち合わせで時間を取られ、落ち着いて話せる時間は少ない。
ここぞとばかりに時間を割いてもらうには、相手の状態が良い状態で話せるように心がけたい。
「でも相手の状態を把握するのは得意でない。。」という人は、周りに聞いてみることを勧めたい。
○○さんはいつの時間帯に打診することが最適か、どんなタイミングで話しかければよいか、時間を取るのが良いか、詳しい人はいるはず。
諦めずに周到にいきたい。
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